6次産業化プロデューサー(山形版)|食・農林水産

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事業計画 6次産業化プロデューサー(山形版)

1.事業名称

食・農林水産分野の6次産業人材育成に関するモデル・カリキュラム実施と達成度評価の実証プロジェクト

2.職域プロジェクトの名称

「おしゃべりな畑」実践講座 ~生きた文化財、山形在来作物から学ぶ~

関係するコンソーシアムの名称(職域プロジェクトのみ記入)

食と農を結ぶ産学コンソーシアム(食農コンソーシアム)

3.分野名

食・農林水産

4.代表機関

■ 代表法人

法人名 国立大学法人 山形大学
学校名 山形大学
所在地 〒990-8560
山形県山形市小白川町一丁目4-12

5.産学官連携コンソーシアム又は職域プロジェクトの構成員・構成機関等

(1)構成機関

構成機関(学校・団体・機関等)の名称 役割等 都道府県名
1 山形大学 総括 講師 山形県
2 東北公益文科大学 連携 講師 同上
3 慶應義塾大学先端生命科学研究所 連携 講師 同上
4 鶴岡工業高等専門学校 連携 講師 同上
5 山形県立産業技術短期大学校 連携 講師 同上
6 酒田調理師専門学校 連携 講師 同上
7 山形大学農学部「産学官」連携協議会 連携 講師 同上
8 つるおか農商工観連携総合推進協議会 連携 講師 同上
9 中小企業診断協会山形支部 連携 講師 同上
10 山形県内各商工会議所・各商工会 連携 講師 同上
11 JA全農山形 連携 講師 同上
12 食農名人・農家民宿お母さん百選 連携 講師 同上
13 山形県直売組織連絡協議会 連携 講師 同上
14 山形県・各市町村 連携 講師 同上

(2)協力者等

氏名 所属・職名 役割等 都道府県名
栗田 公司 庄内バイオ研修センター 主任専門指導員 講師 山形県
尾形 恵子 (有)ティップス 講師 山形県
鈴木 圭介 長岡野菜ブランド協会 会長 講師 新潟県
長島 忠 (株)元青果  課長 講師 山形県
長南 光 知憩軒 オーナー 講師 山形県
松浦 眞紀子 (株)エコ・オフィス 代表取締役 講師 山形県
山本 斉 (株)山本組 社長 講師 山形県
山澤 清 ハーブ研究所 所長 講師 山形県
佐藤 天哉 (株)はんどれい  制作部長 講師 山形県
小林 好雄 (株)出羽庄内地域デザイン 取締役 講師 山形県
奥田 政行 「アルケッチャーノ」 オーナーシェフ  講師 山形県
栗本 久 ぽっぽの湯 支配人 講師 山形県
浅見 信子 クリッククラシック シェフ 講師 山形県
高木 厚 赤倉ファーム 代表 講師 山形県
遠藤 初子 山菜屋.Com 講師 山形県
五十嵐 幸枝 ビジネスオフィス Clear 代表 講師 山形県

6.事業の内容等

(1)事業の概要

山形在来作物に関係する機関と連携し、在来作物の作り手の増加と、栽培、販売、加工、利用の促進を図り高付加価値化を推進する。加えて、講義と実地研修を通じ、安全・安心な在来作物の栽培を実践する人材、及び在来作物を活かした農商工観の連携を進め、新たな食農ビジネスの創出や地域の食及び文化を理解し地域のリーダーとなれる人材の育成を図る。修了要件を満たした者は「やまがた在来作物案内人」として大学が認定する。

(2)事業の内容について (産学官連携コンソーシアム又は職域プロジェクトにおける具体的な取組内容)

食と農を結ぶ産学コンソーシアムの方向性を踏まえ、食・農林水産分野における生産の担い手と地域リーダーの養成を目的に、モデル・カリキュラム実施と達成度評価の実証を行う。カリキュラムは以下のとおりである。
・講義研修:34単位  構成機関の講師と協力者で実施する
・実地研修:4単位 焼き畑実習(在来作物、赤カブの栽培を実習する)
          山形大学農学部フィールド科学センターで実施している「焼き畑ほ場」で , 赤カブの栽培と収穫を体験する。
・販売実習:4単位  販売のノウハウを学ぶ(地元直売施設と連携)
・在来作物を使った料理の試作、加工、試食:2単位  構成機関の講師と連携
・視察研修:2単位  在来作物の加工、販売を行っている企業の視察
(1単位は90分)
事業評価:農商工連携等人材育成委員会において事業評価を行うとともに、コンソーシアム代表校・高崎経済大学の評価を受ける。
修得度評価:講義実施日ごとに受講者にアンケートを行い習得度を確認する。

(3)事業の実施意義や必要性について

① 当該分野における人材需要等の状況、それを踏まえた事業の実施意義

本事業が対象とする食・農林水産分野は6次産業化や農商工連携など新たな取り組みによる成長が期待されているものの、それに応える人材は大幅に不足しており、その育成もまだまだ不十分な状態にある。とりわけ山形県に代表される農産物原料供給に特化してきた地域は、社会の要求が多様化する中でその原料に付加価値をつけ生産、販売、加工等に力を置きあらたな食農ビジネスの創出を図る必要があり、その人材を育成する事が急務となっている。山形大学農学部は平成18年に附属やまがたフィールド科学センターを立ち上げ、これまでも学生の教育にとどまらず地域の各関係機関や地域住民と密接な連携の元に各種取り組みを実施してきたが、県内は数多くの在来作物が確認されており、この在来作物を活用した農商工観の取り組みを本学が総括し実施することは意義深いことである。     

② 上記(2)の取組が求められている状況、本事業により推進する必要性

近年BSEやO-157、そして食品偽装など食のトラブルが頻発し食の安全・安心に注目が集まる中、在来作物の生産とそれに関わる食農ビジネスが注目されている。しかしながら、わが国の成長分野である食・農林水産に位置付けられるものの、生産者もリーダーも人材不足の状況にあるため、本事業による人材育成の取組によって新たな人材を創生し、在来作物の生産を拡大し国民が期待する職能ビジネスの確立を促進するという効果が期待される。
 また、現在検討されている新成長戦略の「実践キャリア・アップ戦略」の食の6次産業化プロデューサー分野とも連携し、本事業で検討される「やまがた在来作物案内人」との関係性を明確化することにより「キャリア段位」の構築にもつながることが期待される。
 なお、山形大学農学部を中心に2003年11月、山形在来作物研究会が結成され、山形県内だけで150を超える種類の在来作物が確認されている。在来作物は季節や地域に限定されながら風土や環境になじみつつ変遷し、地域の貴重な食材として育まれ「生きた文化財」として近年注目を浴び、また藤沢周平の小説や 「おくりびと」に代表される映画の舞台でもある当県に増大しつつある人々の交流等における利活用に大きな期待が持たれているにも関わらず、在来作物の栽培、利用は極々限定された状況にある。したがって、多くの在来作物の栽培技術を学び、栽培や販売の増加、伝統的な料理に加え新しい加工、料理を創造し6次産業化につなげる本講座は、農商工観の連携を強化していくために必要な取り組みである。ちなみにプロジェクトの名称" おしゃべりな畑 "は山形在来作物研究会が2010年1月に出版した二冊目の本の題名である。

(4)事業の実施計画について (連携体制、工程、普及方策、期待される活動指標(アウトプット)・成果目標及び成果実績(アウトカム)等)

①.連携体制

連携体制

②.工程図
内容 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
委員会      
カリキュラム作成
     
講師依頼 
       
受講生募集 
       
研修  
 
講義研修  
 
焼き畑研修       
加工研修         
対面販売研修  
    
フォローアップ研修        
③.普及方策

・大学HPでの公開.カリキュラムの公表
・各連携する団体の広報
・パンフレットの作成
・案内の新聞折り込み

④期待される活動指標

・社会人学習者の受け入れ数(受講者数) 30名
・参加機関 14機関
・連携状況 参加機関からは講師派遣・助言などの人的な支援を受けるとともに実習先としても協力を受ける

⑤.成果目標

・定性的成果
受講生と大学、講師、加工企業等とのネットワークが充実する
受講生間のネットワーク化が期待される
食農産業が活発化する
農業、商業、観光業等、食産業の人材育成につながる
地域における在来作物の理解が進み、広範な利用が進む

・定量的な成果
在来作物栽培者、栽培面積の拡大 
在来作物の販売拡大
加工新製品、料理の開発
農家民宿、レストランの開業
在来作物に関するアドバイザーの増加

⑥.成果実績

・山形在来作物案内人の認定70%
・農商工観連携の進展

(5)事業終了後の方針について(継続性、発展性 等)

山形大学農学部フィールド科学センターが地域連携の一環として、本事業の受講生については事業終了後も各関係機関と連携し、求めに応じて随時個別対応と年1回開催の全体研修でフォローアップを行い、6次産業化の推進を図る。また、引き続き本講座を開講し新たな受講生の掘り起こしと、既受講生の取り組みを支援するために本事業に継続して通り組む。

成果物