ファッションビジネス|クリエイティブ ファッション

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事業計画 ファッションビジネス

1.事業名称

ファッション業界の新ニーズ対応力とマネジメント能力開発に向けた実務・実践型人材育成プログラム構築プロジェクト

2.産学官連携コンソーシアム又は職域プロジェクトの別

職域プロジェクト

産学官連携コンソーシアム又は職域プロジェクトの名称

企業ニーズに呼応した実践型中核的専門人材養成産学コンソーシアム

関係するコンソーシアムの名称

クリエイティブ分野における専門人材養成産学コンソーシアム

3.分野名

クリエイティブ(コンテンツ、デザイン・ファッション等)

4.代表機関

代表法人

法人名 学校法人ミクニ学園
学校名 大阪文化服装学院
所在地 〒 532-0005
大阪府大阪市淀川区三国本町3-35-8

5.産学官連携コンソーシアム又は職域プロジェクトの構成員・構成機関等

(1)構成機関

構成機関(学校・団体・機関等)の名称役割等都道府県名
1 学校法人文化学園 国際ファッション産学推進機構 調査・評価 東京
2 香蘭ファッションデザイン専門学校 調査・カリキュラム策定 福岡
3 学校法人ミクニ学園 大阪文化服装学院 主幹事 大阪
4 株式会社 玉屋 店舗指導・スキル評価 大阪
5 有限会社 エムズ 企画・制作 大阪
6 協同組合関西ファッション連合 調査・評価 大阪
7 有限会社 デンバク ファノ デザイン ホームページ・WEB指導 東京
8 株式会社 繊研新聞社大阪支社 調査・評価 大阪
9 株式会社コスモポリス 調査・評価・報告書作成 大阪

(2)協力者等

名称(産学官連携コンソーシアム実質化部会)
氏名所属・職名役割等都道府県名
桝谷 武志 有限会社 エムズ 縫製指導 大阪
佐藤 敏江 株式会社 サンウェル 生地提供 大阪
西平 幸胤 有限会社 デンバク ファノ デザイン HP指導 東京
榎原 寛 株式会社 エッチツーオー 店舗レイアウト・VP 兵庫
本山 光子 夕陽丘学園短期大学 評価・カリキュラム立案 大阪
竹村 佳子 株式会社 アーバンリサーチ 販売実習指導・評価 大阪
岡田 安可 イトキン 株式会社 販売実習指導・評価 東京
小林 清 シティヒル 販売実習指導・評価 大阪
桃川 和巳 三陽商会 販売実習指導・評価 東京
小島 庸介 サンエーインターナショナル 販売実習指導・評価 東京
村田 由美 イケガミ 販売実習指導・評価 大阪
未定 ジャパンイマジネーション 販売実習指導・評価 東京
未定 ベイクルーズ 販売実習指導・評価 東京
植田 茂和 株式会社 玉屋 販売実習指導・評価 大阪
田代 修一 株式会社 玉屋 店舗運営・MD指導 大阪
伊豆蔵 直人 株式会社ひなや 生地提供・加工指導 京都

6.事業の内容等

(1)事業の概要

産業構造・社会構造の変化が進む中、ファストファッションの台頭や、生産背景の国内離れ、ファッション意識の多様化などにより変革を強いられている。また、若者の離職率の増加など産業側の雇用に対するニーズも変化してきている。一方、国勢調査統計によると就業者数や増加数の多い職業に販売員が上げられるが、その離職率が増加し、とりわけ若い世代に集中する。

そんな中、次世代にむけ業界の活性化および販売員の地位向上並びにキャリアアップを視点として多様化する企業のニーズに呼応し、業界のグローバル化や業界環境の変化に即応できる人材育成を目的とし、企業ヒアリング調査より販売人材スキル標準とキャリアアップ策定、中核的専門人材を養成するカリキュラムを策定・構築していく。

(2)事業の内容について

直接ユーザーと接する店頭販売を中心に職種が専門化に多様化するファッションビジネス業界において、顧客ニーズに対応するには在学中に現場感覚・実務能力・実践力など多角的に学ぶことが肝要である。従来の専門知識、専門技術に加え、人間力を培い人としての人間性を高め、リーダーシップ能力を向上させる。

また、市場分析能力・マネジメント力・ビジネス力・ファッション感性を備えた情報感度の高い人材で、海外での生産やバイイングもできるプロデューサー的立場を担える中核的専門人材養成を目的に、その具体的な教育プログラムを構築するため産・学・官で調査、研究し実践・検証しながら教育プログラムを構築していく。

①企業が求める人材の職業能力およびキャリアアップに関する調査・ヒアリング・ファッション業界の人材需要に応じ、教育機関に求められる課題を抽出し、対応策および求められる人材を検証する

②実務・実践的な能力を育成する効果的な実践教育プログラム体系の構築に向けた調査・研究を行う

③育成プログラムの開発と各ファッション系専門学校に普及、実施できるための実践事例コンテンツ開発

④専門職人材の能力標準策定

(ア)産業人としての基礎的スキルを習得⇒ファッションビジネスを体系的・体験的に習得する

  • 業界の基本構造
  • 商品・素材などの知識
  • 販売の知識

(イ)ファッションに特化した専門的スキルの習得⇒ファッション業界を牽引していく専門的スキルを習得する

  • マネジメント力
  • 市場分析能力、マーケットの変化を読み取る能力
  • 販売促進戦略の策定
  • 販売、現場感覚、人間力を目的に長期インターンシップの実施

(ウ)ファッション業界の新たなニーズへの対応やマネジメント能力の養成⇒多様化する時代に即応したファッションの形を創造する能力を習得

  • ブランディング力
  • バイイング力および店舗運営力
  • WEBスキルの強化
  • 大阪市街地に企業の協力、指導を得てリアル店舗出店・運営

(3)事業実績について (連携体制、工程、普及方策、計画時に設定した活動指標(アウトプット)・成果実績(アウトカム)の評価等)

① 当該分野における人材需要等の状況、それを踏まえた事業の実施意義

【当該分野における人材需要等の状況】

ファッション業界ではグローバル化が急速に進展し、欧米ブランドの進出や海外資本による国内企業買収など、企業の再編や新業態開発が進行している。一方、リテールビジネスは外資系ファストファッションに代表されるように低価格ゾーンの需要が拡大し、国内ブランドの低迷を余儀なくされている。そのような状況の中、企業側は人材を育てる余裕がなく即戦力になりうる人材を需要する傾向にある。とりわけ、スペシャリストではなく販売・MD・プロモーション・バイイングなどを総合的に習得、実践できるゼネラリストであり、中長期でビジネス戦略を構築できる人材で、グローバルに海外も視野に入れた新たなビジネスモデルの開発ができる、実践力に裏打ちされた幅広い人材を求めている。

② 上記(2)の取組が求められている状況、本事業により推進する必要性

ファッション分野は、わが国の繊維産業全般を支える分野で、取り分けファッション販売においては就業者数も圧倒的に多く、雇用に大きく貢献している。また、海外進出や多角経営化で今後、ファッション販売分野が日本経済を牽引していくであろう。それを担う中核的専門人材養成により、グローバル化に対応できる販売員養成および販売の地位を向上を目指し、離職率を低下させ、キャリアアップできる。

また、企業が求める総合力を持つプロデューサーに向けて、継続的な職業能力評価および学習機会の提供等による教育プログラム構築が不可欠である。

そのためにはファッション業界と教育の取り組みが必要で、学校教育から就業以降の職業能力評価を産学連携で行う本事業の取り組みは、グローバルファッションコンサルタントの育成や継続的なスキルアップに繋がる。

(4)事業の実施計画について (連携体制、工程、普及方策、期待される活動指標(アウトプット)・成果目標及び成果実績(アウトカム)等)

①事業の日程表(スケジュール)

②連携体制の構成図

事業の実施に当たり、職域プロジェクトの中に実施主体となる「実施委員会」を設け、事業の取り組みテーマごとに「店舗運営・WEB部会」「商品企画部会」「カリキュラム部会」の部会を置く。実施委員会は構成機関から選出されたメンバーで構成し、事業の進行方針に沿って各部会の検討内容や成果を踏まえ、部会間の相互連携を図り、進捗状況を管理する。さらに事業成果の評価、成果の公開および普及促進の方策を検討し、実施する。

③ファッションビジネス分野では、急ピッチでグローバル化とともに、顧客の価値観の多様化が進んでいる。こうした中で先の時代を切り拓いていくには、ファッションに特化した専門的スキルの習得に加え、ファッション業界の新しいニーズへ対応できるビジネス感覚、マネージメント能力の養成が不可欠である。このため大阪文化服装学院では、ブランドマネージメント学科(3年制)に在籍する学生を対象に、婦人服専門店チェーン、玉屋(本部大阪)の協力を得て、学生主導による店舗運営の実践に取り組む。具体的には、店舗企画案を玉屋に数案提案し、その中から先駆性があり、市場にも合致すると判断された店舗企画案を選出してもらい、それを玉屋の店舗にインショップ出店。学生が実際に3カ月間にわたって店舗運営を実践するというもの。これと並行して、プロモーションの一環としてホームページの企画制作、リアルショップと連動したWEBショップの運営、さらに店舗の顧客ターゲットに適合したオリジナル商品を企画し、縫製メーカーに生産依頼し、店頭で販売する。こうした小売、アパレル(衣服の企画制作)、WEB関連の複数企業との協業を通して、実践教育を進める中で次世代を切り拓く中核的専門人材を養成する。この店舗運営、WEBショップ、オリジナル商品の企画開発などの到達目標およびその成果について、産業界、学校関係者からの評価のあり方を検討する一方、中核的専門人材に必要なスキル項目の洗い出しを行い、企画・生産・販売までを一貫したモデルカリキュラム基準の策定を進めていく。

③-1)期待される活動指標(アウトプット)は、以下の通りである。

  • 出店立地における市場調査・研究(曜日・時間別の通行量、年齢構成、男女比などデモグラフィック分析)
  • 出店立地で主流となる顧客層のスタイリング分析
  • 出店立地、客層に合致した店舗モデルの企画立案
  • 店舗モデルに合致した品揃えモデルの確立および調達先の選定
  • 競合店調査によるSWOT分析
  • WEBショップのプロトタイプ確立
  • 店舗モデルおよび顧客層に適合したオリジナル商品企画および制作

③-2)期待される成果実績として想定される主な項目は、次の通りである。

  • ファッション分野における中核的専門人材のスキル領域およびスキル項目
  • ファッション分野における中核的専門人材の各スキル項目に対する達成度指標および評価方法
  • 店舗運営に必要なモデルカリキュラム基準の検討と策定
  • WEBショップの立ち上げに必要なモデルカリキュラム基準の策定
  • リアルショップ、WEBショップの実践を通して、売上予算実績の差異分析によるマネージメント能力の向上
  • 店舗企画から仕入れ、販売促進、接客販売まで店舗運営の流れを理解するための教材ツール(DVD)制作
  • 店舗実習を通して、企業による参加学生の評価システムの構築
  • 店舗運営事業について、企業による指導および評価体制の確立
  • 事業成果の公開(専門学校/団体約150、企業20~30社を予定)

(5)事業終了後の方針について

  • 成果発表会を実施し、学校、産業界、関係団体から参加者を募り、全国規模で事業成果や達成度評価などを検証する場を設ける。
  • 教員、学生、業界人相互の交流を図るなど、産官学連携の体制づくりを進める。
  • 中核的専門人材育成のモデルカリキュラムの見直しと並行して、学生の教育訓練体系や育成プログラムの開発に着手する。
  • 産業界に対し、学生主導による店舗企画事業案のコンペを実施し、学生の起業・独立を促進する。
  • グローバル化の動きに対応して、海外からの商品調達の可能性を探る。

成果物